ASIAQ イマドキ!チャイナ部

語学交流サイトASIAQが提供するブログ!中国語の学習方法や文化、話題になったニュースなど、中国に関するホットな情報をたっぷりご紹介いたします!

中国と世界を結ぶ橋——漢語橋

皆さん、こんにちは。ASIQAの伞下猫です。今回もよろしくお願いします。

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「漢語橋」とは、孔子学院本部が主催する中国語コンテストです。その目的は、世界各国の中国語学習者の学習意欲を高め、世界に広がる中国語と中国の文化に対する理解をさらに深めることです。2002年に第1回目の「漢語橋」が開始され、毎年一回開催されています。

このコンテストには「漢語橋世界大学生中文コンテスト」、「漢語橋世界中学生中文コンテスト」と「漢語橋世界外国人コンテスト」の三種類があり、全て毎年一回開催されています。

2016年時点で、「漢語橋」には110ヵ国以上から参加者が集まり、世界の人的・文化的交流分野においても重要なイベントとなっています。中国語のオリンピックとして注目され、世界を結ぶ「文化の橋・友情の橋・心の橋」、と言われています。

試合

「漢語橋」の全ての「中文コンテスト」には「予選」と「決勝戦」の二種類の試合があります。

海外予選はその国に駐在する大使館と「孔子学院」が共同で実施しています。

そして、「漢語橋」の運営組織と中国の地方政府が連携し、「世界大学生中文コンテスト」と「世界中学生中文コンテスト」の決勝戦を中国で行います。

また、「漢語橋」の「世界外国人中国語コンテスト」については、上記の二種類の試合の上でさらに「国内予選」を付け加えられます。このほか、決勝戦は当組織と中国の中央テレビが共催し、その影響力をより高めるため、三回のコンテスト全てをテレビ中継で放送します。

選手

「世界大学生中文コンテスト」の参加選手は、中国国籍を持たず、外国生まれの育ちで、母語が中国語ではない18歳から30歳までの現役大学生です。

「世界中学生中文コンテスト」の参加選手は、中国国籍を持たず、外国生まれの外国育ちで、母語は中国語でもない15歳から20歳までの現役中学生です。

「世界外国人中文コンテスト」の参加選手は、16歳以上で、中国国籍を持たず、母語が中国語でもなく外国生まれの外国育ちの方です。

このほか、すでに賞を獲得した元選手は、次回以降、同コンテストに参加することは認められません。

試合の内容

(一)中国語の能力(聴力、解読能力、作文を書く能力)

(二)中国の国情知識

(三)文化の技(歌、ダンス、紙切り、曲芸など);

(四)総合能力(演説、ダンス、中国語の作品朗読などについて、専属講師による訓練を行った上で、彼らの中国語や中国文化に対する理解と実用能力の審査を行う)

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皆さん、もしこのコンテストに興味があれば、一度参加してはいかかでしょうか。

 

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映画「三生三世十里桃花」をめぐる論戦

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この頃、ネット上で公開中の映画「三生三世十里桃花」を巡って、激しく議論されています。映画などの情報コミュニティー・豆瓣で、ユーザー評価はとても低い4.1ポイントに留まっています。低い点になっている理由は、次に挙げる3点です。

1、「三生三世,十里桃花」という作品は盗作であること

2、見る価値もないほど、下手な演技であること

3、物語自体つまらないこと

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10年前、原作「三生三世,十里桃花」を制作した作家の唐七公子は、当時「晋江」(中国の文学作品の投稿サイト)の人気作家、大风刮过のBL小説「桃花债」のストーリーを盗作し「三生三世十里桃花」を制作しました。10年を経った今も、唐七公子は他人の盗作であることを否定し続け、さらに、この盗作を題材にしたドラマや映画を次々と公開しているのが現状です。

今回の映画「三生三世十里桃花」の公開をきっかけに、人を馬鹿にしたような映画や盗作ではないという嘘について、一段と不満の声が上がっています。その影響を受けてか、映画を見に行く人はだんだん減っています。視聴者のない映画は他に売れるだろうと予測される新しい映画に切り替えるのは映画館の営業方針ですが、主役を担当する女優・劉亦菲と俳優・楊洋を支持するファンは、そのようなことをさせないようにと、同映画各時間帯のチケットを一、二枚ほど入手する運動が全国各地の映画館で行われるようになりました。一方で、これに抵抗するために、映画館はシステム故障として「映画上映の不可」を理由に、チケットを回収してお金を返し、損失を最小に抑えました。これらの行為それぞれは「鎖場(1,2枚を各時間帯で買う行為)」、「反鎖場(それを防止するために上映不可とする対策」と呼ばれています。

さらに、あるゲーム会社は知的所有権について唐七公子を裁判所へ訴えました。

ところで、今回は「三生三世十里桃花」と同時に公開された映画「戦狼2」は、その興味をひくストーリーと素晴らしい演技のために、現時点で45億以上人民元という素晴らしい興行成績で、中国映画の最高記録を更新中です。

今回の事件は、映画制作会社に対し、売れっ子俳優だけを注目の的とする粗末な映画はもう売れないと警告したと言えます。さらに、中国の若者が持つ知的所有権を保護する意識も反映しました。今回の事件をきっかけとして、中国映画の質を一段と向上させる原動力となり、お金儲けをメインとする映画を市場から取り除き、質の高い映画が次々と制作されることを期待します。

中国の歴史のお話し——蕭何、月下に韓信を追う

皆さん、こんにちは〜ASIAQユーザーのEasterです。今回はあるひとつの中国の歴史のお話し——「萧何月下追韩信」(蕭何、月下に韓信を追う)について語りたいと思います。

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レンタサイクル

 皆さん、こんにちは、Asiaqユーザーの伞下猫です。今回は皆さんに中国の貸し自転車を紹介します。よろしくお願いします!
 45年前の北京と言うと、まず頭に浮ぶのは天安門広場前に走行している夥しい自転車です。自動車の開発や普及につれて、自転車を使わなくなりました。しかし、近年、環境問題が年々深刻化していくことを受けて、環境に悪い影響が出ない自転車は再び人々の日常生活に戻って来ました。

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