中国の地方特有の風景と食べ物を知りたい方へ地方の名山・名産を紹介します!
皆さん、はじめまして。ASIAQユーザーのしんです。
ASIAQ公式ブログ第1回目の記事を投稿させて頂きます。
中国には色々な名山があります。今回は中国にある名山、そしてそのご当地ならではの名産を紹介させて頂きます。
小さな山だけど驚くべき名山
名山といっても、実は世界的に有名な山ではなく、地方にある標高712メートルの小さな山です。しかし、その小さな山が人々の生活に密接に関係しています。地元住民だけではなく、中国全土、更には外国の方々さえも、今回紹介する山に関係しているのです。
中国には山がたくさんあります。ご存知の方もいるかもしれませんが、安徽省の黄山(こうざん)、陝西省の崋山(かざん)、浙江省の普陀山(ふださん)などは海外でも有名な名山です。しかし、今回紹介したいのは、浙江省の中にある小さな不思議な山です。その山の名は「五指岩山(ごしがんざん)」と言います。
五指岩山は、浙江省永康市唐先鎮中山郷にあり永康十景という観光スポットの一つです。西北は义乌市、北は東陽市に接しています。唐朝時代の洪雅禅师という人物がここで修業したことがあり、また宋朝時代の陳亮という思想家に「万丈五指岩」(万丈とは33,300メートルのことで誇張された表現)と称賛されています。
五指岩山ならではの生姜
五指岩山では、自然に恵まれ、汚染がなく、雲がたなびき、肥えた土があるという良い環境の下で、この地特有の「五指岩生姜(ごしがんしょうが)」(別名:五指姜(ごしきょう))という生姜が栽培されています。
五指岩生姜は生姜の一種類で、ショウガ科の多年草であり、野菜として食材に、または生薬として利用されたりします。浙江省永康市唐先鎮中山郷の五指山で栽培されてます。ここならではの名産品です。
<五指岩生姜の写真>
乾姜:新鮮な生姜よりも熱性が強く辛熱の性質があるとされいるので、胃腸の冷えによる機能障害では乾姜を使う場合が多いです。
五指岩生姜: ある民謡では、「毎日15グラムの五指岩生姜を食べると、年を取るまで薬を処方する必要がなくなる。」と言われています。
五指岩生姜は普通の生姜に比べ、味は辛く香りは良いという独特な風味があります。地元の家庭では、よく五指姜を食べていて、とても美味しいです。この生姜は現地で消費されているだけではなく、中国各地、そして香港、台湾、日本などにも輸出しているようです。
「論語·郷党」(論語:孔子の死後、弟子達が記録した書物)に「不撤姜食,不多食。」という言葉が記載されています。「不撤姜食,不多食。」とは、「毎食生姜を食べる必要がありますが、食べ過ぎると駄目です」という意味です。
名山あっての生姜で、生姜あっての名山です。機会があれば是非五指岩山の生姜を味わってみて下さい。
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