秋冬に食べると体に良い、広東のショウガ料理をご紹介！！！
秋空高くさわやかな好季節になりました。みなさん、こんにちは。ASIAQユーザーのケツです。前回は竹昇面を紹介したんですが、読んでくれたみなさん、ありがとうございます(⌒▽⌒)。
今回は、前回に引き続きお料理の話で、広東で秋と冬に食べると、体に良いと言われる料理２品を紹介したいと思います。今日の主役はショウガですよ。
ショウガに牛乳ー「姜撞奶」
ショウガと牛乳、この両者を一緒にして食べると、変な味になってしまうだろうと、多くの人は思うでしょう。しかし、この不思議なコンビは、広東では大人気ですよ。ショウガと牛乳がぶつかり合うこの料理は、広東の名料理「姜撞奶」と呼ばれます。日本語にすると「ジンジャーミルクプリン」と呼ぶのが合っていそうです。
広東名料理「姜撞奶」
「姜撞奶」は、ショウガ汁と牛乳で作られたデザートです。滑らかな食感、甘味に少しショウガ特有な辛さ、広東地区では大人気です。原料は牛乳、砂糖とショウガ、作り方もすごく簡単です。
まずショウガを搾り出してショウガ汁を作ります。残りカスは入らないようにして下さい。
牛乳に適量の砂糖を入れ、７０度ー８０度まで加熱します、沸騰したら失敗してしまうので、火加減は注意しないといけないです。牛乳の表面に小さな泡が出るようになったら、火を止めてください。
ショウガ汁をお碗に入れて、それから加熱した牛乳を入れて、かきまぜずにそのまま５分くらい待つと固まり、「姜撞奶」は完成します。温かいうちに食べて下さい。
加熱した牛乳を入れます
ショウガの絞り汁に含まれる酵素のタンパク質凝固作用で、牛乳が固まります。もし牛乳を過熱しすぎると、固まらなくなってしまいますよ。寒い季節に「姜撞奶」を食べると、胃袋だけでなく、心も温かくなりますよ。興味のある方、是非自宅で作ってみてください～。
ショウガに酢ー「姜醋」
これもまた変なコンビのように見えますが、広東では女性向けに栄養を補給するものとして、有名な料理ですよ。卵、ショウガ、豚足と酢、心をこめて作られた料理「姜醋」です。こちらは、日本語訳は難しそうですm(_ _;)m
栄養バッチリの「姜醋」
原料は甘酢、ショウガ、卵、豚足、氷砂糖、あと広東特有の甘酢です。甘酢は黒酢の一種で、女性に大人気です。
まず、大きな土鍋を用意してください。
卵を８分くらい茹でて、ゆで上がったら殻を外しておきます。
ショウガは皮を剥いて、薄切りして、ちょっと炒めます。
豚足は洗ってからお湯で茹でます。
そして土鍋に甘酢と氷砂糖を入れて加熱し、沸騰したらショウガ、卵、豚足という順序で鍋に入れます。
弱火で２時間煮込めば完成です。
完成した「姜醋」
豚足を柔らかくするために２時間必要ですが、「姜醋」は煮込めば煮込むほど、美味しくなりますよ。
「姜醋」は食欲を旺盛させ、カルシウムを補充し、血行を良くし、美容の効果もありますので、妊娠中の女性にとても良い食品です。
広東では、家に妊婦がいれば、必ず「姜醋」を用意します。もちろん女性だけではなく、老若男女にはおすすめです。今は広東のスイーツ店でも食べられるので、興味のある方是非食べてみてください～。
「姜撞奶」も「姜醋」も、筆者の子供の頃の思い出です。その素晴らしさをもっと多くの人に伝えたいですね。では、今日はこれでおしまい、この記事を読んでくれてありがとうございます～(=・ω・=)
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