レンタサイクル
皆さん、こんにちは、Asiaqユーザーの伞下猫です。今回は皆さんに中国の貸し自転車を紹介します。よろしくお願いします!
45年前の北京と言うと、まず頭に浮ぶのは天安門広場前に走行している夥しい自転車です。自動車の開発や普及につれて、自転車を使わなくなりました。しかし、近年、環境問題が年々深刻化していくことを受けて、環境に悪い影響が出ない自転車は再び人々の日常生活に戻って来ました。
「レンタサイクル」(中国語で「共享单车」といいます)は企業が大学のキャンパス、地下鉄駅、バス停などの場所に設置した、誰でも自由に利用することができる自転車です。
利用者はアプリストアから「OFO」、「HELLO BICYCLE」などのアプリをダウンロードしておき、会員に登録して保証金を支払い、近くにある自転車に貼ったバーコードをスマートフォンで読み取ると、即座に使用することができます。保証金はアプリによって異なります。「OFO」は99元、「HELLO BICYCLE」は199元です。無料利用時間は15分です。この後使用する場合は、「OFO」を利用する場合は、学生と教師なら一時間0.5元、他の人なら一時間1元です。「HELLO BICYCLE」を利用する場合は、30分1元のお金を払う必要があります。ちなみに、12歳未満、あるいは身長が1メートル45センチ以下、または1メートル95センチを超える人はこの自転車を利用禁止です。
2014年、北京大学の卒業生の戴威と他の四人の仲間たちは、大学キャンパス内の交通問題の解決に取り組むために、OFOを創立して、2015年5月、北京大学のキャンパスに2000台を超えるレンタサイクルを設置したそうです。2016年11月、OFOは広州で開かれた戦略発表会において、広州政府と連携して6万台のレンタサイクルを設置することを表明しました。2017年4月6日、Trustdata(中国最大のインターネットに関するデータを計測するプラットフォーム)によると、中国国内では月にしばしばこのレンタサイクルを使用するユーザーの数は、およそ432万2000人に達したと言います。
OFOを皮切りにして、「小鸣单车」「小蓝单车」「永安行」などの25社の「レンタサイクル」のブランドが雨後のたけのこのように次々と現れています。
今年3月、杭州の街頭にもこういったバイクの姿が現れて、一時体験ブームを呼んでいます。杭州では、もともと似たような「レンタサイクル」がありますが、「バスカード」を持つ市民以外は利用することができないほか、指定の自転車駐輪場があるという欠点もあります。しかし、この「レンタサイクル」はこの垣根を越えて、市民のほか、観光客も利用可能です。
みなさん、もしよければ、この環境に優しく便利な「レンタサイクル」に乗って、西湖を巡回してみませんか?
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