上海で冬を過ごす方へ、上海の寒さ事情を教えます!!
こんにちは、ASIAQユーザーのluciaです。
最近、急に寒くなったためか、私は看護師として働いているのですが、インフルエンザなどで当クリニックに受診にいらっしゃる患者さんが増えてきました。皆さん、体調管理にはくれぐれもお気を付けください。
上海の予想外の寒さ
上海に住んでいる日本人の友人は、「上海の冬は湿度が高いので、日本と比べるとより寒く感じる」と言っていました。
中国語では「乾冷」また「湿冷」という言葉があります。中国の北方は確かに寒いですが、その気温から考えると、思っているよりずっと過ごしやすい印象を持つ方が多いはずです。それは「乾冷」―湿度の低い状態での寒さ―が影響していると言われています。逆に上海は「湿冷」、つまり寒いうえに湿度が高い状態ということになります。
知り合いの日本語の先生が、中国の北方のハルピンの出身なのですが、初めて上海に来た時、冬だったそうです。その時のハルピンの気温は氷点下20度を下回る寒さ。比べて上海の気温はまだ5度ほどあったので、先生はきっと上海はそんなに寒くないだろうと思い、いつも来ている分厚いジャケットを持ってきませんでした。5度ならむしろ暖かいくらいだろうと、高を括っていたのです。
しかし、実際はまったく逆でした。上海に着いた先生は寒くてたまらず、そのままショッピングセンターに駆け込んですぐにダウンジャケットを買うはめになったのでした。
更に、学校に着いてみたら、みんな室内でもジャケットを着たままではありませんか!防寒対策をして、どこでも床暖房がきいているハルピンの住宅に慣れきっていた先生が、「なぜエアコンをつけないの」と皆に聞くと、その答えは「エアコンを付けると電気代が高くなる、ジャケットを着れば我慢できるじゃない。」とのこと…。
授業中でもジャケットを脱がないままの皆に、軽いカルチャーショックを受けながら講義を終えた先生は、袖がチョークの粉にまみれてしまっていることに気付きました。他の先生は、みんなジャケット用の袖カバーを付けていたことに、先生はそこでやっと気づいたとのこと...。
ヨモギの葉
上海在住の私の寒さ対策
冷え症である私は、生まれてからずっと上海の冬と戦い続けています。カイロ、電気毛布、ヒーター等はエアコンより役に立ちますが、使い過ぎは健康によくない可能性もあります。できれば身体の中から温まる方法を取りたいところです。湯船に入ることが一番良いと思いますが、上海ではバスタブが付いている家は比較的少ないはず。。。
そんなときは、足湯を試してみてはいかがでしょうか?程よい温度のお湯に、漢方薬や薬草を入れて浸かれば、体の芯から温まってくるはずです。私のお勧めはヨモギ。ヨモギは、中国漢方では熱(温)性(ちなみに漢方薬はその薬効によって「寒・涼・平・熱・温」に大きく分かれています)に分類される植物であり、血行の流れを良くし、冷えや関連する痛みなどを追い出す作用があるとされています。私のような冷え性の女性にはぴったり、というわけです。
皆さん、寒い日には是非試してみてくださいね。
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