春節の親戚対策
皆さん、こんにちは～ASIAQユーザーのEasterです。
中国では、一年の中で「春節」という祭日が最も重要なのです。それは「大年三十」と言います。
大年三十になると、家から離れた子供達は全員家に戻って、中国バージョンの紅白を見ながら、家族揃って一緒に家族団欒のご飯を食べます。つまり「团圆饭」です。
その二、三日目に沢山の親戚が家に訪ねて来て、家を賑やかにする一方、いろいろなトラブルももたらしてしまいます。その苦境が今話題になっていて、みんなは春節の前にネットで親戚への対策を交換しています。
一、まずは親戚が多すぎて、正しい呼び方を知らないこと。
中国では、親戚に対する呼称はとっても複雑なのです。母親の父母と兄弟姉妹への呼び方と父親側の呼び方が全然違います。例えば、父の姉妹は「姑姑」と呼び、母の姉妹は「姨妈」と呼び、また各地方の方言で呼び方も異なります。小さい頃からずっと、私は親戚達への呼び方を忘れてしまって、母が側でヒントを出してくれなければならないようになっています。何年経っても直せなくて、毎回気まずい空気が流れてしまいますね。
二、その他、若者達は目上の方々からの質問を余儀なくされています。
親戚達はご飯の前後にゴシップを交わす習慣があります。その間に目下の者に問いかけすることも多いのです。その質問は常にプライベートに関わり、ちょっと頭にきます。例えば、「彼氏できてるの？」、「今クラスの中でランキングいくつ？」、「給料上がってるの？」など。
それだけではなく、彼らはいつも自分の子供を褒めながら、こんな風に言うのです。「うちの子、結婚もしていて、上海で大きな家も買ってた。あなたはいつ結婚するつもり?」「今学期の成績はどう？今回うちの子供は、また一位を取ったけど」
なんでこんなことを言うの？一体どんな答えを求めているの？私はいつもこう思います。多分他の人の生活が自分の生活より劣っていることを知ることによって、快感を生み出すのでしょう。
三、そんな人たちとともに、親戚のお子さんたちも家に集まって来ます。
その中にやんちゃな子がいれば、我々は彼らを「熊孩子」と呼ぶことにしています。もちろん中にはいい子がいっぱいいるのですが、熊孩子に残された印象が強すぎるとあって、その呼び方にしたそうです。きっと、中国では、誰も留守をしたうちに、意見も聞かれずに、自分のものが親戚の子にあげられたり、大切にしていたものが親戚の子に壊されたりした経験はあるでしょう。「春節に、ある人の価値何万円の物は親戚の子に壊され、賠償もなしに済んだ」と言うニュースもありました。
以上を踏まえて、毎回親戚が来たら、ものをちゃんと隠して、自分は部屋に閉じ込もることこそ万全の策だそうです。
でもなんだかんだ愚痴を零しましたたけれど、所詮幸せな悩みに過ぎませんでした。
春節にお年玉をもらい、花火を打ち上げ、家族と一年のことを話し、美味しいものを食べ、この上ない楽しさでした。
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