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知味观

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一、名前の由来 

 1913年、孙翼斋と义阿二とが協力して杭州の湖滨仁和路で店を開きました。しかし、客があんまり来なかったので、孙翼斋は自分の店のお菓子が他の店より美味しいと信じて、客を呼び込むために、「欲知我味,观料便知」(使った原料を見ると、弊店のお菓子の美味しさを知る)と書いた紙をドアに貼りました。好奇心のために、客がどんどんと、この店に駆けつけたそうです。これが、現在、誰でも知っている「知味观」です。中国の文化大革命の時には、「东风馆」に改名されましたが、1979年、再び「知味观」に戻ったそうです。

 杭州の「知味观」は、浙江省において八十以上の分店を開いたKFCと同じく、杭州飲食サービス会社の傘下の会社で、現在、杭州には「知味观」が31軒があり、このうち、出前サービスを提供する専門店が19軒を占めます。商品供給を支えるために、3400平方メートルの食品工場が建設されました。2002年、店の売上高が1億の大台を突破しました。

 二、場所

 杭州西湖杨公堤10-12番にある「知味观·味庄」の敷地面積は4万6666平方メートルで、長さはおよそ500メートルです。緑の山と水に包まれているこの建物の中に入ると、まるで中国の山水画の中に身を置いたような気がします。伝統とファッションをうまく融合しているこの店は、文人とサラリーマンが贔屓にしているそうです。

 上海の知恵広場にある「知味观」の敷地面積は約3600平方メートルで、杭州の店と比べると小さくなりましたが、広くて明るいダイニングルーム、さまざまな風格のあるボックス席、煌びやかなホール、異国の風情が溢れたダイニングルームなど、一流の設備を備えています。 

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三、料理

 「知味观」は“杭帮菜”(杭州地方の料理)を踏まえて、中国各地の料理の長所を学んで、国内外の多くの客が好んでいる「西湖醋鱼」、「龙井虾仁」、「鸡汁银雪鱼」、「猫耳朵」などの有名な料理を作り出しました。このうち、「猫耳朵」(「猫耳」)は伝統的な“杭帮菜”で、清朝の御膳房(皇帝の食事を準備する所)から民間へ流伝されたものだという噂もあります。小麦粉をこねた塊を猫耳のような形に作り出した後、沸騰したお湯に入れ、よく煮た「猫耳」をエビ、ハムが入った鶏肉の出し汁と一緒に食べるのが「猫耳」です。

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 皆んさん、もし杭州に来られたら、「知味观」で杭州の料理を堪能しながら、杭州の風情を味わってはいかがでしょうか?

 

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