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温州の特産「瓯柑」を紹介します

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皆さん、Asiaqの伞下猫です。

今回のブロクで紹介するのは、温州の特産の一つであるŌugān(日本語でミカン)です。私の出身は温州ですから、温州の食べ物には特別な感情を持っています。もし、チャンスがあれば、是非遊びに来てくださいね。

 

瓯柑の歴史 

瓯柑は温州の特産の一つで、かつて、貢物として皇帝に献上されたこともあります。温州三国の時、孙权は「果物の皇帝」である瓯柑を贈り物として曹操に送りました。瓯柑の歴史は2400年前にさかのぼり、世界初のミカンの専門本の「桔录」で、瓯柑は「海红」と呼ばれています。

現在、瓯柑を育てている主な場所は、梧田・三洋・白象それに龙湾状元などです。その中で有名なのは梧田と三洋のミカンです。

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瓯柑の説明

瓯柑は温暖な気候を好み、毎年三月になると白い花を咲かせ、十月には果実が実ります。楕円形の果実は、熟すと緑色から橙色に変色します。

そのまま食べる以外にも、果肉と砂糖を使って作る柑饼や、そのジュースを元に作った酒など、瓯柑の食べる方法は実に様々です。ちなみに、漢方の世界では、瓯柑の皮は薬の一つだそうです。

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瓯柑の味は、他の品種のミカンより少し苦いですが、その苦さこそ瓯柑の魅力です。また、黄色い皮は厚くてしわしわで不格好な見た目ですが、果汁たっぷりで、ビタミンCとビタミンDをたくさん含み、美容の効果もあります。

更に、瓯柑は糖尿病や高血圧などの現代病を防ぐ効果もあります。日本で「薬より養生」ということわざもあるように、病気を防ぐために、この不格好な果物を食べてみてはどうでしょう。

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20世紀70年代、瓯柑は多量にソビエトと東南アジアへ輸出され、世界中で人気を集めていました。また1990年、北京で開催された第十一回アジア競技大会に「スポーツ選手専用の果物」として指定されました。

そこには瓯柑に関する伝説があります。15世紀初期、日本の有名な和尚は海を越え、中国の天台山を訪れた後、温州を経由して日本へ帰る途中、温州の江心寺で初めて瓯柑を食べました。

彼は瓯柑に魅了され、この瓯柑を日本へ持って帰りました。その後、日本人は瓯柑を改良しました。1911年、中国の留学生の许璇は、政府の依頼を受けて、改良した温州みかんを中国に持って帰りました。つまり、温州みかんは温州原産ではなく、日本の不知火海岸が原産だということになります。

皆さんもし温州に来たら、是非この特別な果物を食べてくださいねヽ(*´∀)

 

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