ゲームが好きな方へ、中国のカードゲーム「三国殺」を紹介します!
みなさん、こんにちは。ASIAQユーザーのmuuchonhです。
前回はみなさんに中国の大人気のスマホゲーム「陰陽師」を紹介しました。今回はもう一つのゲームを紹介します。それは以前中国の若者の中で、とても流行っていたカードゲーム「三国殺」です。
「三国殺」とは?
「三国殺」は元々中国のある大学生が三国時代を題材にして作ったボードゲームでした。最初は彼と友達の間だけで遊ばれていただけですが、徐々に広まって人気が出てきました。そして、2008年「三国殺」のカードは初めてネットを通じて発売されました。すぐに全国の大学生の中で、「三国殺」がブームを呼びました。2009年、「三国殺」のネットゲームがリリースされました。今はボードゲームだけではなく、オンラインでも対戦できますよ。
カードゲームとして、「三国殺」は「身分カード」・「武将カード」・「装備カード」・「錦嚢カード」・「基本カード」という5種類のカードがあります。これらのカードはどんなカードでしょう?どのような遊び方でしょう?これから簡単に紹介します。
身分カード
「身分カード」はプレイヤーが最初にもらうカードです。「将軍」・「忠臣」・「叛賊」・「密偵」という4種類があります。
「将軍」をもらったプレイヤーのみ、自分の身分を明かすことができます。ほかのプレイヤーは自分の身分を隠します。「将軍」は他のプレイヤーの表情や行動の中で、みんなの身分を予測して、「忠臣」と一緒に戦います。「叛賊」と「密偵」を倒したら、「将軍」と「忠臣」の勝利です。
逆に、「叛賊」は「将軍」を倒したら勝利です。「密偵」が勝利する方法が一番難しいと思います。「将軍」・「忠臣」・「叛賊」を全部倒したら、勝利ということになります。だから、遊ぶときは、「密偵」はほかの三者のバランスを考えなければなりません。それが「密偵」が勝つコツです。
武将カード
「武将カード」もプレイヤーが最初にもらうカードです。一枚だけもらえます。劉備、孫権、曹操、超雲、諸葛亮……色々な三国時代の有名な人物がいます。それぞれの人物によって、違う特別な能力があります。
例えば、みなさんは「貂蝉」のことを知っていますか?彼女は三国時代有名な美人ですよ。「貂蝉」という武将カードの能力は、自分のターンの時に、男性の武将カードをもらった二人を指名し、彼ら二人に「決闘」をさせることができます。
武将カードの特別な能力を有効に使うことで、ゲームの勝利を目指します。
装備カード
装備カードは、武器や防具などのアイテムです。青龍偃月刀とか、赤兔とか、たくさんの装備カードがあります。もちろん、そのさまざまな装備カードは違う効果を持ちます。でも、武器と防具は一種類だけを装備します。もしほかの武器を装備したいなら、現在装備している武器を捨てなければなりません。
錦嚢カード
このカードは、魔法カードみたいなカードです。錦嚢カードを持っていれば、自分の持っている武将カードの能力以外にも、特別なスキルを使うことができます。
例えば、「過河折橋」という錦嚢カードを使ったら、ほかのプレイヤーが持っているカードの中から1枚捨てさせることができます。ちなみに、「過河折橋」も中国語の四字熟語ですよ。それは、「自分が川を渡った後、橋を取り壊す」という意味です。つまり、目的を達成した後、自分を助けた人を見捨てるという意味です。
「三国殺」を遊びながら、中国の文化や四字熟語を勉強することができますよ。
基本カード
「基本カード」は3つあります。それぞれ「殺」・「閃」・「桃」です。「殺」を使ったら、相手にダメージを与えることができます。「閃」を使ったら、「殺」を回避することができます。「桃」を使ったら、体力を回復することができます。
「三国殺」の現状
スマホゲームが流行って以降、今の中国で「三国殺」を遊ぶ人は少なくなりました。でも、「三国殺」はあの時の大学生の共通の思い出です。それは一つの時代のシンボルだと思います。
日本でも、「三国殺」のイベントがあるそうです。流行ってはいないけど、機会があれば、遊んでくださいね!友達と一緒に「三国殺」を遊ぶのは、本当に面白い、楽しいことですね!
*ASIAQでは、中国人の日本語学習者向けにAQLessonという日本語会話のオンラインレッスンサービスを運営しております。
・お勤めの会社などで、中国人スタッフの日本語教育を行いたい方
(某大手企業様もご利用実績あり)
また、
・日本語教師になりたい方
を絶賛募集中です。
ご興味のある方は、下記連絡先よりお気軽にお問い合せ下さい。