広東省の竹昇面!麺に興味のある方にご紹介
皆さん、初めまして。ASIAQユーザーのケツです。
ASIAQを使うようになってもうすぐ二年です。この間たくさんの友達ができて、ASIAQが僕の生活を彩ってくれました。ここでブログを書くことで、もっと日本の友達を作れればいいなと思います。これからは地元の人として、広東の良い所も、良くない所も、少しずつ紹介したいと思います。
広東省の竹昇面
では、広東省の竹昇麺を紹介させていただきまーす。
みなさんは太い麺と細い麺、どちらがお好きですか?僕はやっぱ細い麺派ですね。中国の細い麺といえば、北に「龙须面」(竜のひげような细い麺)、南に「竹昇面」があります。竹昇面は広東省広州の伝統麺食であり、龙须面ほど有名ではないですが、その美味しさは決して龙须面に引けを取りません。ちなみに、日本語の「麺」は、中国語で「面」と書きます。
有名な「龙须麺」
竹昇面の作り方
最初、竹昇面は竹竿を使って作られので「竹竿面」と名付けられたんですが、地元の人は「竿」という字が禍々しいから、「昇」に変えて、「竹昇面」になりました。
竹昇面の麺を作る時は、まずパン生地に均一な圧力を加えるため、太くて大きな竹竿が必要になります。テーブルに置いてあるパン生地に竹竿を乗せて、料理人は竹竿の片端に跨って、少しずつ移動しながら竹竿を通してパン生地に圧力を入れていきます。
パン生地を均一にするために、料理人は力を入れすぎないように注意しなければいけません。やがてパン生地はだんだん薄くなり、タオルのような形状になって、長くしていくと糸のような細い麺ができてきます。一見単純そうに見えますが、ちょっと力の加減を間違えただけで、麺がきれいにできなくなってしまいます。
竹昇面の麺を作る過程
長さ三メートル、直径十センチの竹竿
パン生地に圧力を加える時、水はいっさい入れず、鶏の卵の代わりにアヒルの卵を入れます。出来上がった麺を沸騰したお湯にざっと茹でて、冷えた水で冷却したらまたお湯で茹でます。麺に濃厚な豚骨スープを加えて、そしてワンタンを加えて少し味付けをして、広東伝統の美食「竹昇面」ができます。
出来上がった竹昇面
こうやって作られた麺はサクサクした食感があり、卵の香りが溢れています。柔らかい食感の龙须面・歯ごたえがいいラーメンとは違って、竹昇面はサクサクとした食感で、広州の人たちに愛されています。シンプルな竹昇面、その裏には料理人の辛さであり、その味は記憶に深く残るでしょう。
もし広州へ旅行する方がいれば、ぜひこの竹昇面を食べてみてください!!この記事を見て少しでも竹昇面に興味を持ってもらえたら、僕にとって最高なご褒美です。
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